まず、ヘルメット側の加工である。 フルフェイスのあご部分の内装にマイクを 埋め込んでいる。 写真ではわからないが、 左側内部の内装に、スピーカーを埋め込んで いる。また、ヘルメット左側に音量調整用の ボリュームを取り付け、走行中の調整が楽に できるよう加工している。 (メットに6mmの穴をあけるのに多少抵抗は あるが・・・) 写真左側のケーブルが、バイク側へつなぐ配線である。使わない時の事を考えてコネクタ化し 不要時は、この配線は、後頭部の内装内へ、 押し込んでいる。 |
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次にバイク側の配線だが、 先ほどのヘルメット側ケーブルをコネクタで 中継しバイク側、中継までカールコードでつ ないでいる。 バイク側は、コネクタを右側からだしてヘルメ ットの左出しと対角になるようにして、後方 確認時に邪魔にならないように考慮している。 |
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無線機本体の設置について ゼファーの場合 テール部に大き目の小物入れのついたバイクの 場合は、不要なポシェット等を使用してクッシ ョン材がわりにすると、出し入れが楽になる。 電源はイングニッション経由でとり途中に、 ノイズフィルタを入れている。電源には、 マシンノイズがのっているのでクリアな通話 を考え たら、ノイズフィルタは必需品。 電源とPTTの配線は、タンク下を通りフロン トへ。 アンテナ線は、リアのナンバープレー トまで引っ張る。 |
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XJRの場合 基本的な配線は、ゼファーと同じだが、どうし ても無線機を丸ごとほうり込めるスペースがな い場合に無線機をそのままフレーム下へ設置し た例。 当然精密機器なので振動対策が必要になる。 写真では、フレームと泥よけ部にクッション材 を貼り付けて振動対策をしている。 最近の無線機は、コンパクトになっているので よほどのことがない限り設置できないバイクは ないと思う。 |
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アンテナ基台について アンテナをたてる所は、ほとんどの人がナンバ ープレートとの共締めだと思う。 乗り降りにアンテナを蹴らないよう気をつけね ばならないが、一番無難な場所である。 たまにカウルに穴をあけてアンテナを付けてい る人もいるが、FRP部分だけで取り付けると、 FRPが弱いため振動でアンテナが揺れて安定し ないし、下手するとカウルが割れてしまうので お薦めしない。 ゼファーの場合は、市販品のアンテナステー を使っている。 |
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GSXの場合は、 市販のアンテナステーに角度調整できる金具を 付けている。アンテナステーによっては角度調 整ができないものがあり、取り付けるとナンバ ーの角度によっては前に倒れたようになってし まうものもある。 その角度調整を行う金具が写真のものである。 でも決して安価なものではないので、ゼファー のような角度を固定して取り付けができるステ ーがあるので、そちらを薦める。 最初に角度を決めてボルトで固定するので、角 度の変更はスパナが必要になる。 |
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最後にPTTスイッチである。 安全を考えるとやはり左手の操作になる。 取り付けはステーを使って、ミラーと共締めに している。 ひとさし指が届く距離がベストだが機種によっ てミラーの位置が 違うので、それぞれ機種に あった取り付けが必要になる。 ちなみにGSXとGPZはミラー位置が遠い為、 クラッチの支点ビスと共締めしている。 |